投手の筋疲労による投球フォーム、パフォーマンスの変化について

  • 中谷翼
    2026年10月27日 21:59 visibility14

皆さん、こんにちは!

 

野球専門トレーナーの中谷です。

 

今回のテーマは

投手が疲労すると投球フォーム、パフォーマンスにどのような影響があるか調べた論文を解説します。

今回の論文も系統的レビューといい、かなり精度の高い論文です。

 

では解説していきます。

 

結論、

投球フォームの変化は

・肩の最大外旋角度の低下

・投球時の膝の角度が小さくなる

・骨盤と肩の分離(セパレーション)が小さくなる

 

パフォーマンスの変化は

・ステップ幅の減少

・投球時の平均心拍数の低下

・痛みや疲労・不快感の増加

 

以上の結果が出ました。

 

投球フォームの変化に着目してみると

どの動きも球速と関連する動きであり、この動きの精度が低下することで

球速低下が考えられます。

 

パフォーマンスの低下では

ステップ幅の減少による球速低下が考えられます。

また痛みや疲労・不快感などが出てくることで、怪我のリスクがアップすると考えられます。

 

これらの疲労による変化をどう現場で活かしていくのか。

試合中に投球フォームを撮影してフォームの変化を見る

これは現実的ではありません。

 

このことを考えるとやはり投手・捕手とコミニュケーションを取ることや打者の反応を見るのが、一番現実的なのかもしれません。

 

実際、結論で述べた投球フォームの変化が起こると

・球速の低下

・コントロールのばらつき

・打者からみてリリース位置が見やすくなる

などが考えられます。

 

なので、投手、打者のパフォーマンス、反応を注意深く見ることが重要です。

 

以上参考までに。

 

Manifestations of muscle fatigue in

baseball pitchers: a systematic review

Richard Birfer1, Michael WL Sonne2 and Michael WR Holmes1

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