俺から見たバルセロナ対ニューカッスル

チャンピオンズリーグ・ラウンド16セカンド・レグ、バルセロナ対ニューカッスルです。

 

バルサは左SBにカンセロ、右SBにエリック・ガルシア、CBはジェラール・マルティンとクバルシ、ダブルボランチはマルク・ベルナルとペドリ、トップ下にフェルミン・ロペス。左WGにラフィーニャ、右WGにヤマル、CFはレバンドフスキが入りました。

 

前半

予想通り、キックオフ直後からニューカッスルはハイプレスを仕掛け、バルサを押し込みます。

 

2分、ニューカッスルは左ショートコーナーからファーへクロス。折り返したボールをバーンがシュートもジョアン・ガルシアが正面でキャッチ。

 

3分過ぎ、ニューカッスルはハイプレスを止めて、ミドルサードに4-5-1の守備ブロックを作ります。

 

5分、バルサ陣内深く左ハーフスペースからジェラール・マルティンが縦パス。中央に入ってきたヤマルが左足アウトサイドターンでティアウをかわし、ドリブルで持ち上がり、右ハーフスペースへスルーパス。カットに行こうとしたホールが足を滑らせて転倒し、ボールはラフィーニャの元へ。しかし、ラフィーニャのファーストタッチが流れ、さらに右に走りこんだフェルミン・ロペスがボールに走り込み、トナーリがカバーに入ります。フェルミン・ロペスはダイレクトで内側にいたラフィーニャへパス。ラフィーニャはシュートフェイントを入れてからバーンをブラインドに使いファーサイドへシュート。ラムズデールは反応できず、左サイドネットに決めます。

 

バルサが先制します。

 

7分、自陣右ハーフスペースからクバルシが前線へフィード。フェルミン・ロペスが抜け出しますが、ラムズデールが飛び出し間一髪クリア。

 

先制後はバルサが主導権を握り、余裕をもって攻め手を探します。

 

14分、ニューカッスルは自陣右ハーフスペースからラムジーが左へドリブルで運んでバルサのハイプレスを回避し、左サイドのホールに展開。ホールはアンダーラップしながらバーンズとワン・ツーで抜け出し、GKとDFの間にクロス。ワン・ツーを仕掛けるところでオフサイドを取りに行ったカンセロはゴール前に戻れず、フリーで走りこんだエランガが右にボールを流しながらゴール左にシュート。

 

ニューカッスルが同点に追いつきます。

 

17分、右ハーフスペースからラフィーニャのフリーキック。ファーサイドに走りこんだジェラール・マルティンがヘッドで折り返し、中央に走りこんだマルク・ベルナルが冷静にインサイドボレーで押し込みます。

 

バルサがすぐさま勝ち越します。

 

22分、バルサは3回続けて右コーナーキック。ラフィーニャは愚直にニアに鋭いボールを入れ、エリック・ガルシアと交代で出場したアラウホがヘッドも枠の右。

 

27分、バルサ陣内左ハーフスペース(ニューカッスルから見て)でヤマルがボールキープからヒールパス。完全に読まれており、ホールがカットしてニューカッスルのショートカウンター。ホールは中に持ち出し、ポケットにスルーパス。バーンズが抜け出そうとしますが、アラウホが立ちふさがります。バーンズは縦に持ち出しすぐにクロス、ボールは足を出したアラウホの股を抜けます。ニアに走りこんだホールは届きませんでしたがファーサイドに走りこんだエランガが蹴りこみます。

 

ニューカッスルが再び追いつき2-2となります。

 

28分、中盤でジョエリントンがペドリに寄せてボールを奪い、ペドリは倒れ込みます。主審は試合を止めず、ジョエリントンは右のトリッピアーに展開。トリッピアーは縦にスルーパス。エランガが抜け出してニアへクロス。ゴードンが合わせますが枠の右に外します。

 

リプレイを見ると、ペドリの顔付近に腕が当たってはいますがファールを取るかというとそれほどの接触ではありませんでした。ジョエリントンの上手いボール奪取でした。

 

徐々に互角の展開。ニューカッスルのカウンターが出始めます。

 

39分、バルサのショートカウンター。ハーフウェーライン付近でレバンドフスキがプレスをかけ、ティアウがバーンにバックパス。短くなったところをラフィーニャが奪ってバーンと1対1になります。バーンはリトリートし、左ハーフスペースをレバンドフスキが駆け上がります。ラフィーニャはペナルティエリアの手前でレバンドフスキへパス。レバンドフスキはゴール右へ流し込もうとシュート。戻ってきたバーンがスライディングでブロック。浮いたボールをレバンドフスキがヘディングで押し込もうとしますが、起き上がったバーンが競り勝ち、ヘディングでクリア。

 

バーンの素晴らしいディフェンスでニューカッスルはピンチをしのぎます。

 

45分、自陣右サイドでボールを受けたヤマルがドリブルでジョエリントンとホールを引きはがして中央に進入し、バイタルエリアのレバンドフスキにパス。レバンドフスキはトラップから流れるような動きで左ハーフスペースのラフィーニャへパス。ラフィーニャはトラップからシュート。ラムズデールがファインセーブもボールは中央に走りこんだレバンドフスキの元へ。しかし、レバンドフスキはタイミングが合わずボールを蹴れず、遅れて入ってきたヤマルが右足シュートも枠の上に外してしまいます。

 

バルサは立て続けに絶好機を逃します。

 

47分、右サイドでボールを受けたヤマルがタメてからポケットに絶妙な左アウトサイドスルーパス。右ハーフスペースから走りこんだフェルミン・ロペスがダイレクトでクロス。ファーサイドに走りこんだラフィーニャはトリッピアーに腕を掴まれて転倒し押し込めず。VARが介入し、オン・フィールド・レビューを経てバルサがP.K.獲得。キッカーはヤマル。ヤマルはゴール右にシュート。ラムズデールが触りますがそのままゴール。

 

バルサが3-2と勝ち越し、前半は終了します。

 

後半

ニューカッスルはトリッピアーに代えてリブラメントを投入します。イエローカードをもらっていたので退場を恐れたのかもしれません。

 

48分、バルサの速攻。バルサ陣内深く右サイドからクバルシが縦パス。ヤマルが受けて右のペドリに落とします。ペドリはさらに右を駆け上がったアラウホにパス。アラウホは縦パス。フェルミン・ロペスが走り込みキープしてアンダーラップしたアラウホにパス。アラウホはクロスを入れますがDFに当たり、ニアにこぼれたボールをラフィーニャが右足シュート。ラムズデールがセーブ。

 

50分、バルサは自陣でDF陣がボールを回して左ハーフスペースでジェラール・マルティンがボールを受けます。フェルミン・ロペスが左サイドから左ハーフスペースへボールを受けに下りてきます。その動きに合わせてトナーリがフェルミン・ロペスに寄せます。ジェラール・マルティンはパスを出さず、フェルミン・ロペスは中央に抜けます。続いて中央からレバンドフスキが左ハーフスペースに下ります。フェルミン・ロペスはレバンドフスキが空けたスペースへスプリント、トナーリはついていきません。ジェラール・マルティンは最前線中央のラフィーニャへ鋭い楔を入れます。ラフィーニャはダイレクトでフェルミン・ロペスにスルーパス。フェルミン・ロペスは完全に左ハーフスペースを抜け出し、ラムズデールと1対1になります。フェルミン・ロペスは冷静にゴール右へ流し込みます。

 

バルサがリードを2点とする大きな意味を持つ得点を奪います。

 

55分、バルサの右コーナーキック。ファーサイドでレバンドフスキがリブラメントに競り勝ちヘッドで叩き込みます。

 

バルサが5-2とリードを広げます。この得点で試合の主導権はバルサが完全に握ります。

 

60分、ハーフウェーラインを超えた辺り中央でヤマルが予備動作を入れてボールを受けます。バーンが寄せますがヤマルは左サイドを向いてボールを引き、バーンの足を止めて一気に加速し、バーンを一気に引きはがします。ヤマルが左ハーフスペースへ進入すると同時に左ハーフスペースにいたレバンドフスキが中央に走り出します。ティアウが慌ててレバンドフスキを追いますが、そのタイミングでヤマルがティアウの後方にスルーパス。ティアウは苦し紛れに足を出しますが届かず、レバンドフスキが中央を完全に抜け出します。レバンドフスキはシュートフェイントを入れてゴール左へ決めます。

 

バルサが6-2とします。

 

71分、バルサはニューカッスルのペナルティエリアの外右サイドでハイプレス。ラムジーがプレスを回避のために逆サイドに展開をしようとして足を滑らせキック。距離が出ずに中央に寄せていたラフィーニャがカット。ラフィーニャはラムズデールと1対1になり、冷静にゴール右へ流し込みます。

 

バルサが7-2とします。

 

78分、ニューカッスルを押し込み、ヤマルが右か右ハーフスペースにするするとフリーランニングで入ります。中央でボールを持っていたペドリはタイミングを逃さずスルーパス。ヤマルはホールの内側に入り込み左足の前にトラップからシュート。ラムズデールがファインセーブ。

 

その後はバルサが試合をコントロールし試合終了。

 

バルサが7-2で勝利。アグリゲートスコアは8-3でバルサが準々決勝に進出しました。

 

気になったプレーヤー

バルセロナ

#11ラフィーニャ

先制点は見事だったし、フリーキックからの3点目、フェルミン・ロペスへのアシスト等大活躍。攻守にわたる多大な貢献もあり、文句なしのMOMです。

 

#10ヤマル

P.K.による1点だけだったが、攻撃の起点として活躍。セビージャ戦は抑え気味だったようで、問題ないパフォーマンスを見せつけた。

 

#9レバンドフスキ

2得点を奪えたことは今後に向けて大きい。ちょっと反応が遅れたり、スピードが遅れたりする時も見受けられるので、これをきっかけにコンディションを上げたい。

 

#24エリック・ガルシア

前半21分で交代。接触があったわけでも、足を引きずる感じも見受けられなかったので負傷でないことを祈る。先週はコンディション不良でベンチにいたので、体調不良だけだといい。

 

#13ジョアン・ガルシア

足を気にして交代。こちらは重傷でないことを祈る。週末のラージョ戦の後は代表戦があるので、そこで回復させたい。

 

#25シュチェスニー

途中出場も安定したパフォーマンスを披露。

 

#2カンセロ

2失点に思いっきり関与。1回目は無謀なオフサイドトラップをかけてエランガをフリーにする。2回目はボールウォッチャーになってエランガを全く視野に入れずあっさりマークを外される。この試合はバルサが先制していたから良かったが、先に失点している状況だと目も当てられない。拮抗した試合ではカンセロの起用は博打でしかない。

 

#4アラウホ

少しずつパフォーマンスは良くなっている印象。2点目を奪われたときは股抜きパスを通されたが、無理にオフサイドを取りにいかず、しっかりバーンズについていったのは良かったし、むやみに飛び込まずブロックにいった点も評価できる。チームと一緒に「無理せず」守備をすることを学んできたような気がします。

 

#8ペドリ

得点への直接の関与はなかったが、上手く試合をコントロールした。

 

#18ジェラール・マルティン

後方から鋭い楔で得点を演出。CBで起用するとこのパスがあるからとてもいい。守備力も徐々に向上しているので、無理せず成長していってほしい。

 

ニューカッスル

特になし。

 

総括

バルセロナ

常に先手を取って突き放しながら試合を進められたことが大勝につながった。しかし、ニューカッスルに先制をされていたら負けていてもおかしくはない試合だったと言える。カンセロのところで書いたが、守備陣の穴は想像以上に大きい。点の奪い合いだと今回のように攻撃陣が爆発すれば勝つ確率が上がるが、すべては相手次第となる。4月に入ると、アトレティコ・マドリードとリーガ、チャンピオンズリーグで3回対戦することになる。国際Aマッチデーが組まれている期間に何とかクンデとバルデが復帰してくれることを切に願う。

 

ニューカッスル

4点目を奪われて気持ちが切れてしまった。ハイプレスで行く時間をもう少し伸ばしたかったが過密日程(マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、バルサ、チェルシー、バルサ)でそれも難しかったのだと思う。チーム力としては得点差ほどないのは明らかなので、気持ちを切り替えてあとはリーグ戦に集中したい。

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