☆花園への道 〜東京第1地区準々決勝観戦記 早大学院〜

1990年度(平成2年度)の第70回全国高校ラグビーフットボール大会は記念大会のため、過去最多の54校が出場した。
決勝は熊谷工が連覇を目指した天理を破り、創部43年目での初優勝を成し遂げた。前回優勝メンバーが9人残る天理が有利かと思われたが、FW戦で優位に立った熊谷工が天理の攻守の要であるSO文平を徹底マーク。攻撃の芽を摘み、天理をノートライに抑え込んだ。

天理は軽量FWながら、攻撃的なタックルと素早い展開ラグビーで大会を通して観客を沸かせた。
過去10年で各都道府県のレベルが向上して地域格差が縮まり、実力伯仲の混戦となったが、ベスト8は全てシード校が占め、決勝に残ったのは東西Aシード1位の両校だった。
4強の大阪工大高は大会屈指の重量FWを誇り、スクラムの威力は抜群だったが、連係不足だった。同じく4強の日川は出足の鋭いタックルを武器に準々決勝で秋田工を破った。
8強の西陵商は15人一体となったランニングラグビーで、準々決勝では天理に1点差まで迫る粘りを見せた。
2年ぶり3度目の花園出場を果たした早大学院はノーシードながら3回戦に進出。雨の中の試合で大会屈指の重量FWを擁する大阪工大高に対し、一歩も引かない壮絶な戦いが繰り広げられた。 後半、早大学院が6点リードのところで、大阪工大高が同点トライ。そのまま同点でノーサイドとなり抽選の結果、大阪工大高が準々決勝へ駒を進めた。この試合は第70回大会のベストゲームとして、今でも語り継がれている。

 

 

 

第70回大会で大阪工大高と壮絶な試合を繰り広げた、早大学院ラグビー部の試合がどうしても観たくなり、居ても立ってもいられず、第106回全国高校ラグビーフットボール大会東京都第一地区予選の準々決勝が行われる明治学院東村山高校グランドに向け、愛車のレクサスLBX“Elegant”を走らせた。勿論、早大学院の試合を生観戦するのは初めてだ。

 

 

 

早稲田大学高等学院は東京都練馬区上石神井に所在し、1920年(大正9年)に早稲田大学附属早稲田高等学院として当時の東京府東京市牛込区戸山町に開校された男子校である。早稲田大学の附属校として最初に設置された、泣く子も黙る名門中の名門である。「♪都の西北」で始まる校歌は早稲田大学と一緒である。
ラグビー部は1949年(昭和24年)に創部され、ジャージーは早稲田大学と同じ赤黒で、部歌も同じである。花園には3回出場し、通算成績は2勝1敗2分である。

 

 

早大学院の対戦相手は、1980年(昭和55年)にラグビー部が創部され、花園出場3回、通算成績は3勝3敗の明治大学付属中野高校だ。明大中野のジャージーは明治の伝統と誇り紫紺である。

これは、高校ラグビーの早明戦になるのかしら?

 

試合の方は、パワーとスピードに勝る明大中野が試合を優位に進め、前半は 7 - 38 でハーフタイムを迎えた。後半は 14 - 21 と早大学院が粘りを見せたが、計 21 - 59 でフルタイムとなった。

 

赤黒ジャージー早大学院の4度目の花園出場に期待したい。

 

 

 

 

以上です。

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