俺から見たバルセロナ対アストン・ヴィラ

チャンピオンズリーグリーグフェイズ第4節、バルセロナ対アストン・ヴィラです。

 

バルサはアラベス戦から2人スタメンを変更。CBにジェラール・マルティン、左WGにゴードンが入りました。

 

前半

アストン・ヴィラは4-1-4-1の守備ブロックを形成し、バルサの攻撃を迎え撃ちます。

 

バルサはいつも通りハイプレスとパスを回して攻め手を探します。

 

4分、右サイドでボールを受けたヤマルがポケットにスルーパス。フェルミン・ロペスが走り込みマイナスクロス。走りこんだゴードンがしダイレクトシュートもDFがブロック。

 

6分、アストン・ヴィラのゴールキック。ショートで始めたところをバルサはハイプレスを掛けます。鈴木に対してラフィーニャが素早く寄せて、鈴木はバルサから見て左ハーフスペースへ縦パス。ジョアン・ゴメスが受けに行きますがペドリが素早く潰しにかかります。ジョアン・ゴメスはバルサから見て右に落としますが、パウ・トーレスへのパスがずれます。ペナルティエリア内ですかさずヤマルがカットして中に持ち出し、ファーサイドに狙いすましたコントロールシュート。左サイドネットに突き刺さります。

 

バルサが狙い通りのショートカウンターで先制します。

 

8分、アストン・ヴィラは右ショートコーナーからファーへクロス。フリーで走りこんだキャッシュがダイレクトボレー。ゴールにカバーに入っていたペドリがクリアします。

 

2回目のコーナーキック。ニアでスルーしたボールがファーに流れてジョアン・ゴメスがダイレクトボレー。カンセロがブロック。

 

アストン・ヴィラのデザインされたコーナーキックをバルサがしのぎ切ります。

 

バルサがハイプレスとポゼッションで試合の主導権を握ります。

 

18分、右サイドに出たボールをニコラス・ジャクソンが収めてカンセロと1対1になります。ニコラス・ジャクソンはボールを取ろうと足を出したカンセロをあっさり抜き去りたてに突破しクロス。2列目に走りこんだマンザンビがシュートも枠の左。

 

19分、アストン・ヴィラのロングカウンター。DFラインの裏に出たボールに走りこんだニコラス・ジャクソンが完全に抜け出します。しかし、ニコラス・ジャクソンはファーストタッチが大きくなり、飛び出したジョアン・ガルシアがクリア。

 

ジョアン・ガルシアのファインプレーでバルサは窮地を脱します。

 

25分、バルサはアストン・ヴィラのペナルティエリアでハイプレス。鈴木はプレスを掛けられジョアン・ゴメスに縦パス。すかさずペドリがつめてカット。こぼれたボールをゴードンが拾ってシュートも鈴木がファインセーブ。

 

30分、アストン・ヴィラの速攻。自陣右サイドからスローインを中央に展開してプレス回避に成功。ボールを受けたマートセンが前方右ハーフスペースのブエンディアにループパス。ブエンディアはトラップから左ハーフスペースのマンザンビへパス。マンザンビはクバルシと1対1になり、縦に強引に突破してシュート。ジョアン・ガルシアがファインセーブ。ブエンディアがヘッドでつめようとしますがロドリがヘッドでジョアン・ガルシアに戻し、ジョアン・ガルシアがキャッチ。

 

35分、アストン・ヴィラのロングカウンター。ニコラス・ジャクソンが右ハーフスペースを飛び出し、ファリニャスが対応し1対1になります。ファリャニスはリトリートしながらニコラス・ジャクソンで出方をうかがい、サイドに追いやりながらシュートブロック。

 

ファリャニスのファインプレーでした。

 

前半はアストン・ヴィラにチャンスは作られたものの、おおむね試合の主導権を握っていたバルサが1-0とリードして折り返します。

 

後半

バルサはロドリに代えてマルク・ベルナルを投入。ロドリが痛んでいるシーンは見られなかったので、週末のアトレティコ戦に向けて予定された交代かもしれません。

 

51分、左ハーフスペースからフェルミン・ロペスがドリブルで仕掛けます。フェルミン・ロペスはアストン・ヴィラ守備陣を引き付けて中央のラフィーニャへパス。ラフィーニャは右へトラップから左に持ち出してシュート。パウ・トーレスの足に当たりながらもの股下を抜けたボールがゴール右に飛び、反応が遅れた鈴木は対応できず、ボールはゴールに吸い込まれます。

 

バルサが2点目を奪います。

 

64分、左サイドでボールを受けたカンセロはマッギンと1対1になり縦に突破。無理に体を入れたマッギンはカンセロと交錯して倒れ、カンセロが完全に抜け出します。カンセロは中を確認してDFとGKの間に絶妙な右アウトサイドクロス。中央に走りこんだラフィーニャが鈴木の前でニアに蹴りこみます。

 

バルサが3点目を奪います。

 

66分、バルサはアストン・ヴィラのペナルティエリアでハイプレス。鈴木は中央のカマラに縦パス。フェルミン・ロペスが潰して奪いシュート。鈴木がファインセーブ。

 

68分、アストン・ヴィラの右コーナーキック。ニアでゴレツカがヘッドでフリック。ゴール前を抜けたボールは右ポストをかすめて外れます。

 

70分、バルサはラフィーニャ、フェルミン・ロペス、ペドリに代えてジェズス、ガビ、デ・ヨングを投入。これに伴いゲームをコントロールし、意図的にペースダウンを図ります。

 

82分、バルサのショートカウンター。右サイドの高い位置でプレスをかけて、縦パスをガビがカット。跳ね返りをヤマルが拾いドリブルし、右45度からシュート。枠の左に外れます。

 

88分、左サイドをジェズスがドリブルで持ち上がりDFとGKの間にグラウンダーのパス。ヤマルが走り込みシュートも鈴木が触ってわずかに枠の右。

 

90分、バルサのゴールキック。ショートで始めたボールをアストン・ヴィラはハイプレスをかけ、バルデの縦パスをゴレツカがカットしダイレクトで中央にパス。バークリーが受けてミドルシュートも枠の上に外します。

 

92分、右サイドでボールを受けたヤマルがパウ・トーレス、ムバイ、マートセンをかわしてカットインからシュートも鈴木が正面でキャッチ。

 

バルサが3-0で勝利しました。

 

気になったプレーヤー

#10ヤマル

先制点はお見事。最初のチャンスを決めたことでチームがとても楽になりました。

 

#11ラフィーニャ

見事な2ゴールでMOMにも選ばれる。

 

#7フェルミン・ロペス

ハイプレス、フリーランニングとアシストで貢献。ダニ・オルモが負傷中でフェルミン・ロペスへの負担が大きくなるが、好調を維持。

 

#4ファリニャス

2試合連続スタメン。ニコラス・ジャクソンを止めたプレーは自信になったはず。一気に経験を積んで急成長中。チームとしても選手層が厚くなるのでいい感じです。

 

#3バルデ

出場機会は増えてきたが、得意の攻撃参加は少なく、ちょっとしたミスが目立つ。自信を失っているようにも思える。気持ちを切り替えてコンディションを上げていきたい。

 

#1ジョアン・ガルシア

クリーンシートで勝利に貢献。特に前半は要所をしっかりと締めてアストン・ヴィラに流れを作らせなかったことは素晴らしかった。

 

アストン・ヴィラ

#1鈴木

バルサのハイプレスに得意のロングフィード、ショートパスは完全に沈黙。一方で3失点したものの鈴木のファインセーブも多く、鈴木でなければ失点は倍に増えていてもおかしくはなかった。

 

#44マンザンビ

個の力でシュートまで持って行ったが不発。

 

総括

バルセロナ

アストン・ヴィラ対策がピタリとはまる。いつも以上にハイプレスをかけてショートカウンターからチャンスを量産。最初のチャンスでヤマルがゴールを奪えたことも大きいが、鈴木からのロングフィードや後方からビルドアップを封じて攻め手を減らしたことが最終的に大きな差になった。試合途中からアトレティコ戦に向けて、中盤3人とラフィーニャを休ませる判断をフリック監督ができたのも試合の主導権が握れた確信があったからだと思う。ナイスゲームでした。

 

アストン・ヴィラ

バルサのハイプレスに後方からのビルドアップを封じられ、ハーフタイムでも修正できずに終始後手に回る。鈴木のパスから危うい場面を作られてしまったが、チームとして対応できなかったとみるべきで、今後バルサのようにハイプレスを仕掛けてくるチームが増えてくることが予想される。アストン・ヴィラと鈴木にとっては真価を問われることになりそうです。

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