運命のブラジル戦。私たちが王国に挑む、歴史的一夜の前に。

グループステージF組を2位で突破し、私たちがたどり着いた決勝トーナメントの初戦。

その相手が、他でもない「王国」ブラジル代表になるとは、なんという巡り合わせでしょうか。

日本時間6月30日(火)午前2:00、ヒューストンでのキックオフを前に、今からアドレナリンが止まりません。

 

今回のグループステージ、日本代表(SAMURAI BLUE)の戦いは本当にタフでした。チュニジア戦での4発快勝、上田綺世選手の2ゴールで勢いに乗ったかと思えば、最終節のスウェーデン戦は先制した直後に追いつかれる文字通りの死闘。引き分けで2位通過を決めたあの瞬間、安堵と同時に「次はブラジルか……!」と、背筋がゾクゾクしたファンも多いはずです。

 

今回のブラジル戦、これまでの親善試合とは全く意味合いが違います。負けたら終わりのワールドカップのノックアウトステージ。本気の「セレソン」が、牙を剥いて日本を潰しにやってきます。

復活の10番と、世界最高峰の槍。ブラジル代表の脅威

 

今大会のブラジルを観ていると、やはりそのタレント力は異次元です。

前線には、怪我から復活を果たし、日本戦をめっぽう得意としている大エース・ネイマール。そして、今まさに全盛期を迎え、スコットランド戦でも2ゴールを叩き出したヴィニシウス・ジュニオール。彼の左サイドからの爆発的な推進力と、ゴール前でのひらめきをどう止めるか。日本の右サイドの守備(菅原選手や板倉選手のバックアップなど)が、間違いなく試合の命運を握ることになります。

 

モロッコとの初戦こそドローだったものの、ハイチ、スコットランドを3-0で一蹴してきた彼らは、トーナメントに向けて完全に「仕上がっている」状態です。ジーコ氏が「日本は準備ができている」とブラジル国内に警鐘を鳴らしたというニュースもありましたが、王国側のリスペクト(警戒)も含めて、極限の心理戦になるのは間違いありません。

 

日本の武器:鎌田のゲームメイクと、覚醒した上田綺世

 

しかし、今の日本代表も決して臆する布陣ではありません。

ここまで大会を通じて2ゴールを挙げ、絶好調を維持している上田綺世選手の勝負強さは、ブラジルの強固なセンターバック陣に対しても十分に通用するはずです。そして、中盤で絶対的なクオリティを見せる鎌田大地選手のゲームメイク。彼がどれだけタメを作り、前田大然選手の快速や堂安律選手のインサイドへの仕掛けを引き出せるか。

守備陣も、スウェーデン戦で再三のピンチを救ったGK鈴木彩艶選手の存在感が光ります。ヴィニシウスやロドリゴ、そしてネイマールが放つワールドクラスのシュートを彼がどこまでシャットアウトできるか、日本の若き守護神の真価が問われるゲームになります。

 

過去の対戦成績を振り返れば、日本にとってブラジルは高い高い壁であり続けました。しかし、今のチームには「柔よく剛を制す」だけの組織力と、欧州最前線で揉まれてきた個の力があります。

長友佑都選手のような経験豊かなベテランがベンチ裏からチームをどう鼓舞し、森保監督が後半にどんなカード(伊東純也選手や小川航基選手といったジョーカー)を切ってくるのか。ベンチも含めた総力戦になることは確実です。

火曜日の深夜2時という、リアルタイムで観るには少し覚悟がいる時間帯ですが、こんな歴史的なマッチアップを寝て過ごすわけにはいきません。

世界最高峰の「ジンガ」を誇る王国を相手に、SAMURAI BLUEがどんなフットボールを見せてくれるのか。

 

キックオフの瞬間を、静かに、しかし胸を熱く焦がしながら待ちたいと思います。

がんばれ、日本!

chat コメント 件

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。